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体育専門領域シンポジウム「球技のコーチングに関する一般理論の構築」が開催されました

日本体育学会第70回大会において「球技のコーチングに関する一般理論の構築」の
テーマのもと体育方法専門領域企画のシンポジウムが開催されました。

会場には150人余りの学会員が参加し、
司会の會田宏氏(理事・筑波大学教授)が演者を紹介したのち、
「様々な専門種目の先生方のいるフロアとの活発な議論で理解を深めたい」と呼びかけ、
シンポジウムの幕が開けました。

中川昭会長(筑波大学教授)による「コーチングに関する一般理論をスポーツ類型別に
構築する意義と方法」、坂井和明氏(武庫川女子大学教授)による
「球技におけるゲームの構造的特徴」、中山雅雄氏(筑波大学教授)による
「球技におけるトレーニングの原則」の講演のあと、司会の會田氏、
金堀哲也氏(読売巨人軍)と演者3人との間で意見交換が行われました。

金堀氏からは、プロ野球チームのアナリストと若手のコーチング学研究者の立場から、
「抽象的で複雑なアプローチのため、若手の研究者が取り組めるかという不安もある。
研究の方法について聞きたい」との質問が投げかけられました。
また會田氏からは、「日本コーチング学会で、コーチング学の一般理論が構築できる
テーマを創出し、共同研究を募集してはどうか」との提案がありました。

その後フロアからも活発な質問や意見が寄せられ、最後に、会員間で日々進化する
コーチング学に関してさらに議論を深め、『球技のコーチング学』(2019年7月刊行)の
改訂および、学会の活動にフィードバックしていくことが確認され、
盛況のなかシンポジウムが終了しました。

 


体育方法専門領域 シンポジウム

日   時: 9月11日(水) 10:00~12:00

会   場:慶應義塾大学日吉キャンパス(神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1)
     第4校舎B棟 J14

テ ー マ  :球技のコーチングに関する一般理論の構築

司   会:會田 宏(筑波大学)、 金堀 哲也(読売巨人軍)

演   者:中川 昭(筑波大学)「コーチングに関する一般理論をスポーツ類
               型別に構築する意義と方法」
     坂井 和明(武庫川女子大学)「球技におけるゲームの構造的特徴」
     中山 雅雄(筑波大学)「球技におけるトレーニングの原則」

【日本体育学会第70回大会】

日程:2019年9月10日(火)〜12日(木)
会場:慶應義塾大学